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2022年1月18日 (火)

富里南中学校新聞記者体験(インタビュー・神野工務店)

2021年11月18日、富里市立富里南中学校で職場体験学習が行われ、4グループ16名の生徒たちが新聞記者の仕事を体験、オンラインによるインタビュー取材と新聞制作に挑戦しました。
取材を受けて下さったのは、株式会社神野工務店(白井市)代表の神野直孝さん。
インタビューの詳細をご紹介します。
20211118kamino

中学生記者)今日はよろしくお願いします。神野さん、まず自己紹介お願いします。

神野さん)私は白井市で会社を営んでおります株式会社神野工務店の神野と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
 コロナ禍の前はリアルで白井市の中学校にも呼ばれて「職業人に学ぶ」ということで、何回かお話しをさせていただいたこともあります。
今回は富里南中学校の方とオンラインで繋がって、うちの会社の思いや事業内容、こういう計画を立てているとか、そういうことをお話しできたらということでお時間をいただきました。大変貴重な時間をいただけたということで本当に嬉しく思っています。 
 弊社は私で三代目になりますが、今は四代目の息子が一緒にやり始めています。息子も、まだまだこれから色々なことを覚えていかなくちゃいけないので、頑張って欲しいなと思って陰ながら支援しているところです。
 うちの事業体制としては、今社員が8人います。そんなに大きな会社ではありませんが、住宅づくりに対しての思い、社員11人が「全てはお客様のために」という思いで工事を進めています。
 弊社では新築とリフォームが大体売り上げ的に半分半分ぐらい。大きなメーカーではないので、新築は年間5~6棟。
今、温暖化が進んでいる状況でCO2削減が叫ばれていますが、住宅分野でも「CO2を出さない、排出しない住宅をこれから造って行きましょう」と、住宅もそれに貢献していこうということで取り組んでいます。
 「それって何なの?」と思われるかもしれませんが、長期優良住宅とかゼロエネルギー住宅とか低炭素住宅とか、なるべくエネルギーがかからない住宅を新築では手掛けています。
 経済産業省とか国交相とか、今そういう住宅を建てるんだったら国が補助をしますよということで、補助金をいただいています。その補助金を活用し、お客様の住宅に半分ぐらい使わせていただいています。
 「半分っていうのはどういうこと?」ということですが、ゼロエネルギー住宅の計算であったり、財務計算であったり、あと今地震が怖いので、耐震1、耐震2、耐震3と等級があるのですが、うちでは耐震3を取っています。耐震1とは普通の確認申請を市役所に出して、「これで建てて良いですよ」というレベル。耐震2というのは学校や公共機関。耐震3は、防災拠点となる警察署や消防署に適用される耐震等級。そこが地震で崩れてしまうと誰が助けるの、万が一の震災の時に誰が助けるの? というレベルです。住宅にもそうした耐震1、耐震2、耐震3というのがあるので、うちは標準として耐震3を取っています。それには費用がかかります。基礎であったり、建物の外部であったり、家全体の強度、それを強化して東北の震災や熊本県益城町の震度7が2回きた、また震度6が何回もきたという地震にも耐えられる、何回も繰り返しの地震にも耐えられる住宅を造るため、その補助金を使わせていただいています。

 リフォームではほとんど地場密着でやっていますので、白井市がメインです。以前は横浜とか杉並区とか練馬とかにも行っていたのですが、やはりガソリン代や交通費など経費がかかってしまいます。また何かあった場合にすぐ駆けつけられない。やったらやりっ放しというのは私は嫌いなので、だったら千葉だけのお客様を大切にしていこうということで、何かあったらすぐにお伺い出来る体制、それを社員に言い聞かせて、「全てはお客様のために動こうよ」という会社体制にしています。

 良いことばかりではなく、お客様に怒られることもあります。けれど、それも勉強。うちの引き出しの1つだと思っています。こういうことを会社でしっかりと受け止めて会社の肥料にする、悪いことも吸収し、次はこういうことはしないようにと、仕事に役立てています。

 先ほど、うちは社員が8人いますと言いましたが、内訳は女性が5人で男性が3人。4月から男性が1人入ってくるので、9人体制になりますが、女性の方が多くて、設計も女性、経理も女性、顧客管理も女性です。今までずっと何十年一緒にやってきて、もちろん男性は男性の良い所があるんですけれど、女性が素晴らしいなと思うのは、的確に言われた事をきちっとやること。気が回るし、女性の社員さんに助けられることも多くあります。
 もう少し付け加えると、うちでは「かみのだより」という「通信」を2か月に1回発行させていただいています。これは、チラシ広告ではなくて、私の挨拶から始まって、例えば「今、リフォームのエコポイントが始まるから活用した方が良いですよ」とか、「お婆ちゃんの知恵袋」っていう、例えばお味噌汁を作る時にこういう具材でこういうのをやると美味しくなるよとか、地域に密着していけるような内容の通信です。
 また、コロナ前は小冊子を作ってお店に置いていただいていたのですが、こちらは今はコロナ禍で難しくなっています。パン屋さんであったり、ケーキ屋さん、お蕎麦屋さんなど20軒ほどのお店に置かせていただき、その代わりにそのお店の紹介やお店の良い所、美味しい所とかそういうのを書かせていただいて、小冊子にしていました。地域の業者さんとの繋がりを大切に、ウィンウィンの関係づくりということでやってきたのですが、今は、それがコロナで出来ていない。また収束したらそちらの活動もしようかなと思っています。 
 イベントも年に1回「かみの祭り」というのをうちの事務所の駐車場でずっとやっていたのですが、ここ2年出来ていません。お祭りもうちの一大イベントなので、来年はやりたいなと思っています。そのお祭りも12年目になります。最初はなかなか人が来ていただけなかったのですが、今は400人とか500人近く来場してくれているので、それも地域の人達と関わって、神野というものを知っていただけたらなという思いでやらせていただいています。イベント活動が今出来ない状況の中、早くイベントが出来るように弊社も頑張っていきたいなと思っています。

 簡単ですが、うちの紹介をさせていただきました。ありがとうございました。聞こえてるかな?

記者)はい、聞こえています。これから質問に移らせていただきます。
   神野さんは、地域の役に立ちたいと様々な活動を行っておられますが、特に力を入れているのはどんなことですか?

神野さん)元々は、うちは松戸でやっていたんですね。先ほど、私で3代目とお伝えしましたが、先々代も先代も松戸でやっていて、白井市からスタートしたのは私の代から。そこで「神野って何をやってる会社なの?」というのを少しでも知っていただけたらと思い、お祭りやイベントを行いました。またスーパーにキッチンカー(食べるキッチンカーではなくてキッチン搭載車)を置いてイベントをやったり、なるべく地場密着でやっていこうという思いで取り組んできました。

記者)この仕事のやり甲斐を教えて下さい。

神野さん)そうですね。先程もお伝えしましたが、「全てはお客様のために」というのが常に頭の片隅にあって、お客様にも色々な方がいらっしゃるのですが、そうしたお客様に「やっぱり神野工務店に頼んで良かったよ」と言っていただけることが一番の喜び。「この仕事をさせていただいて良かったな」と思える瞬間です。 

記者)工務店の主な仕事内容は何ですか?

神野さん)建築屋さんって色々なジャンルがあるんですけど、うちは一般の戸建住宅がメイン。もちろんマンションのリフォーム等もやっています。そうした中で、耐震改修であったり、リフォームであったり、新築もそうですけども、色々な業者さんが入って仕事をします。水道、電気‥‥それをまとめていくのが工務店です。地域グループ業者会という業者会も作っていて、3か月に1回、今コロナ禍なのでなかなか事務所で30人、40人集まれないので、公民館を借りてそこで安全対策等々、良い所は褒めて、悪い所はカツを入れるみたいな、そういった業者との繋がりを取っております。あとは業者の悩み等々も聞き、それをまとめていくのが工務店だと思っています。

記者)私の父は建設業の仕事をしていますが、建設業と工務店の違いって何ですか?

神野さん)先程お話ししましたが、建設って色々なジャンルがある。例えば清水建設であったり大林組であったり大成建設、ゼネコンさんっていう大きな会社さん、何百人も何千人もいる会社さんもあり、同じ建設業といってもやる範囲の規模が違う。ただ範囲の規模は違っても、良い物を造ろうという仕事の体制とか思いの部分では、大きな会社も小さな会社も一緒だと思います。お客様に「良い仕事をしてくれているな」と思っていただける仕事、それを提供しようと取り組んでいるので、その辺の思いというのは同じだと思います。 

記者)最後に、夢を叶えるために中学時代からやっておいた方が良いことはありますか?

神野さん)難しいですけど、やっぱり夢ってずっと追い求めていなくてはいけないのかなとも思います。ただ、結構成人になってから色々な判断時期がきて決断していくのかなとも思います。例えば大谷選手みたいに絶対メジャーに行って有名になるって思っていて、それが多分最終的に思いが叶って、素晴らしい評価をされて‥‥という、その思いっていうのは大切だと思います。
 私も最初は中学時代、「何をやろうかな」と思っていたのですが、中学、高校であったり大学であったり、建築の設計をしたいという思いがあって理数系の大学に行ったり、少しずつ思いというか夢に近づける選択をしてきたように思います。なので、やはりずっと思っていることは必要だなと思います。もちろん学校の先生や、親御さんに相談して、そのうえで「この方向の方が私に合ってるかな」というのは結局は自分で判断してその良い方向に行く。周りの人からもアドバイスしていただいて、最終的に決断するのは自分なので、思いはずっと持っていた方がいいと思いますが、それを自分で舵調整していけば良いのかなと思います。

記者)ありがとうございました。

神野さん)あと今の時代なので、弊社でもインスタとかYouTubeとかfacebookを活用したり、ホームページにも載せたり、まだ始めたばかりなのですが、そういうのも見ていただけたらなと思います。うちの人となりというのを感じていただけるかなと思います。

記者)今日は短い時間でしたが色々勉強になりました。ありがとうございました。

神野さん)はい、ありがとうございます。うまく伝えられたかな。

記者)はい、ありがとうございました。

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